皆さま、こんにちは。Benefit Times編集部です。
これまで自分が所属したチームや仕事を通して、サッカーまたはフットサルでプロになった選手、プロになれなかった選手に沢山出会ってきました。今回は、その経験から「自主練」について考えてみます。
結論から書くと、プロになることができた選手は、ほぼ例外なく自主練を日常的にしています。一方でプロになれなかった選手は、①自主練をしていない、②自主練をしているものの「量」が足りていない、③自主練の「量」は足りているものの「質」が足りていない、の3つのパターンに当てはまるように感じています。
プロになった選手はチーム練習外でも99%トレーニングに励んでいますし、パーソナルトレーニングを受けたり、摂取するプロテインにこだわったり、自主練の「質」を高める努力をしたりと、上達するためにあらゆる手段を選択しています。


以下の記事でも紹介していますが、プロになるために「日本を出る」選択をとる選手も近年は多く、覚悟などの面でも、プロになれなかった選手を上回ることがほどんどです。いくら自分の夢や好きなことのためだと言っても、日本を出る上で、渡航費や時間、友達付き合いをはじめとしたプライベート面など、多くのものも犠牲にしています。

一方で、プロになれないケースを考えると、チーム練習外で割いている時間がそもそも少なかったり、時間は割いているものの、ただ「量」をこなして安心を得ようとしているケースが多いように感じます。過去の自分を振り返っても、自主練やトレーニングの「質」に目を向ける回数が圧倒的に少なく、「量」をこなせば必ず上達できると自分に言い聞かせていました。
筋トレを例にとると分かりやすいかと思いますが、もちろん「量」をこなせば、ある程度のレベルに到達できますし、「量」をこなす中で「質」が上がる(スクワットのフォームが上達するetc.)ことも事実です。
一方で、さらに上のレベルを目指すためには、トレーニングの強度や種目を変更するなど、トレーニングの「質」を高める努力も必要不可欠になります。
そう考えると、自分自身やトレーニングを客観視できるか、客観視した結果をもとに目標に向けて正しく軌道を修正できるか、といった能力がプロになれるかどうかを左右しているのかなと。スポーツだけでなく、どの分野でも第一線で活躍する人が共通して持っている能力だと思います。
本題に戻りますが、もし今プロを目指している場合は、ぜひ「自主練」の習慣を身につけることをオススメします。もちろん最初は「量」を重視しても上達を実感できると思いますが、習慣を継続する中で「質」にフォーカスする割合も高めていきましょう。
それでは、良い一日を!